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なぜ、はてな民は「ストーカー対策(個人の感想です)」を持て囃すのか

toianna.hatenablog.com

この記事に対して、ブコメに書いたことが全てなのだが。

ストーカー被害に3件遭った経験からわかった「あいつら」を寄せ付けない方法 - トイアンナのぐだぐだ

水素水や健康食品なら、一個人の体験3件で「効果あり」にブチ切れるはてな民だが、ストーカー対策は絶賛。なぜなのか。

2016/06/19 08:33
b.hatena.ne.jp

例えば、「ホメオパシーには効果がある! だって自分は体調が悪くて3つぐらい症状が出てたけど、ホメオパシーで全部治ったから」みたいなことを言ったらはてブではフルボッコになるであろう。

もちろん、一私人が、自らの責任において自らに対してホメオパシー効果の有り無しを言うだけであれば、はてな民もさほど目くじらを立てない。だが、「ホメオパシーを始めてから症状が劇的に改善した。この記事が、同じ病気に苦しむ人たちの予防策になれば嬉しい」みたいなことを書いたら、反論の余地なしで叩かれる。

なぜ、はてな民は、「ストーカー対策(個人の感想です)」を持て囃すのか? いくつか理由を考えてみた。

問題の深刻度が違うと思っている

ホメオパシーが使う砂糖玉自体には身体に何の悪影響も無いが、何らかの病気を持つ人が、ホメオパシーを信じて病院に行くのをやめてしまっては、命に関わるような大変なことにもなりかねない。

一方、ストーカー対策については、たとえ誤ってもさほど重大な問題にはならない、とはてな民は思っているのではないだろうか。

しかし、病気を放置するホメオパシー信者と同じように、ストーカー被害者が誤ったストーカー対策を取って問題を放置すれば、深刻な結果を招く場合もあるだろう。実際ストーカーによる刺傷事件が言及されているのだから、それぐらいのことを理解できないはてな民ではあるまい。

健康問題は身近だがストーカー問題は珍しいから

人間誰しも年をとるし、病気もする。そんな時に、ホメオパシーのようなインチキに引っかからないように自衛する、勉強して理論武装するのは自然な行為だ。

一方ストーカー対策は、今回のような事件が起きれば世間的に注目はされるものの、所詮は他人事だというはてな民が多いだろう。要するに自分に直接関わる問題でないので、あまり真剣になれず、その場限りでテキトーに考えている、ということだ。

ブコメで「参考になる」とか言ってる人たちも、鳥の胸肉を柔らかく料理するにはどうすればよいかみたいな記事と同程度に捉えているのかも知れない。

理系以外の学問を低く見ているから

はてな民を見ていると、数学が至高、ちょっと下って物理学や化学、あるいは医学が来て、工学がその次、みたいな学問序列イメージを持っているのではないかと思える。犯罪心理学や犯罪社会学みたいな学問は見下していて、その成果についても尊重する必要は無い、せいぜい個人の体験談と同じ程度に捉えれば良い、と考えている可能性はないだろうか。

でなければせめて、効果的なストーカー対策について、学術界から何かしらの提言があるのか無いのか、あるとすればどんなものなのかを問うコメントがあるべきだろう。

商売と関係ないから

はてな民は、「金の匂い」がすることを激しく嫌う。ホメオパシーだの水素水だのはあからさまに金儲けに結びついており、そこがはてな民を憤慨させる。

一方、上の記事は多分金儲けとは関係ない。よって、怒りを覚えないし、何か知らないがホッテントリに入ってるので無難なコメントしとこうみたいな感じになっているのではないだろうか。

もちろん全く同じ記事を探偵事務所とか警備会社とかが書いて「詳細は弊社にお問い合わせください!」とか書いてたら、はてな民は叩きまくるに違いない。


以上、いくつかの理由を考えてみた。他に考えられるものがあれば教えてほしい気もするが、ここまで書いて満足したのでまあどうでもいいかな。

「日本語以外お断り」は通用するのか

「英語以外お断り」の店

2011年、アメリカのノースカロライナ州で、「英語以外お断り」を掲げたレストランが話題になった。

'No speak English. No service' sign leads to Reedy Creek Diner restaurant's sales TRIPLING | Daily Mail Online

'No English, No Service' Diner Shuts Its Doors

店主によると、ヒスパニック系のグループに、店でスペイン語が使えないことを非難された(店員は誰もスペイン語を話せなかった)ため、「No English Speak, No Service」のサインを、スペイン語のほか、フランス語、ロシア語、アイルランド語、ドイツ語で掲示した。

これが大論争を巻き起こした。

当初は賛意を示す人々もおり、英語を話せない人は英語話者を伴って来店するといったポジティブな反応もあった一方、窓からレンガを投げ入れられたり、脅迫電話もあったそうだ。

差別的だと抗議する人々の影響か、やがてサインは取り外され、しばらくして店は閉店になった(店主によると、家族の健康問題が理由)。


アメリカのレストランではしばしば、

“We reserve the right to refuse service to anyone.”(私たちは誰に対してもサービスを拒否する権利を持ちます。)

というサインが掲げられている。

文字通りに捉えれば当たり前の主張なのだが、アメリカではかつて「黒人お断り」の店が当たり前だったこともあり、差別に結びつけられやすい。

丁寧に伝えるとどう返されるかのシミュレーション

toianna.hatenablog.com

Sorry we only speak Japanese.
No English speaker available in this restaurant.

OK, No problem. Just bring food and drinks we order. You don't need to speak English. OK?

We appreicate*1 if you could enjoy ordering experience in Japanese, as our staffs*2 do not speak English.

Yeah, maybe next time.


揚げ足を取るつもりはないのだけど、日本語以外の言語を無理矢理使ってトラブルを起こすような客に対して、「英語で丁寧に伝える」は解決策になるのだろうか?

通じないなら仕方ない

そもそも日本人には、外国人の「こいつなんで英語わからないんだ?」と言う視線を、真面目に受け取りすぎな人が多いと思う。

たとえばアメリカのレストランで、英語での注文が通じなかったとする。店員はすっごい無礼な感じで「ハア?」みたいな態度を取る。丁寧な接客に慣れている日本人は、それで「こっちが悪いことをした」みたいに思ってしまいがちである。

でも、その店員は別に怒ってるわけじゃない。日本人を差別しているわけでもない。通じなかったってことをジェスチャー交えて教えてくれてるだけ。少なくとも、そう考えた方が良い。*3

翻って、日本にある店も、妙にへりくだる必要はない。「差別的だ」と抗議されるのも損だけど。

*1:原文ママ。スペルミス。

*2:原文ママ。英語をできない人が書いたっぽい感じが出てる。

*3:もちろん中には、「世界には英語を話せない人々が存在すること」を理解できてないとしか思えない人もいるが。

「それはあなたが決めることですね」って、つまり死ねってことでしょ?

d.hatena.ne.jp

上の記事の追記だけど。

「じゃあ死ねば」と言うのではなく、こちらは「死ね」とも「死ぬな」とも言わずに、徹底して「それはあなたが決めることですね」という態度を取るということです。


「死ねば」とか、相手の生き死にに関与するような言葉をこちらが言ってしまうと、相手に「だって、あなたがそう言ったじゃないか!」と言われて、そこをつけ込まれるので、その隙を与えないようにする戦略を取るということ。


「死ぬな」と言うと、「私に死んで欲しくないって言ったでしょ。だから言うことを聞いて」とくるし、「死ね」といえば、「じゃあ死にます。(だって、あなたがそう言ったから)」と言って、手首を切ったり道路に飛び出したりするし、「○○さんに死ねって言われたから~」とか言い出すので。

「それはあなたが決めることですね」と言っても無理。

『「それはあなたが決めることですね」って、つまり死ねってことでしょ?』

って返されるだけ。


そんなことは言っていない、あなたが決めることだと言ってるだけです、と返しても、話は通じない。

『じゃあ死んでほしくないの? どっち? どっちか答えないなら死ねって言ってるのと同じだからね?』

ってなる。どうはぐらかそうと同じである。

「○○さんに死ねって言われたから~」は、文字通り「死ね」と言われていなくても彼らの中で成立する。成立した次の瞬間には、文字通り「死ね」と言われたことになっている。隙とか言質とかはどうでもよいのである。


「じゃあ死ねば」と「それはあなたが決めることですね」は、態度として同じではないかと思う。どちらも、あなたの生死には無関心である、という意味において。

生死に無関心という態度は非難されても仕方がない、そんな態度は取るべきではない、と思えるかも知れない。でも、日常生活において、我々はそんな非難はとっくに克服しているはずである。

シリアでは内戦で多くの市民が命を落とし、発展途上国には餓死の危険に瀕した無数の子供たちがおり、各国の病院には本人に何ら責任のない不治の病にかかって死を待つ大勢の人々がいて、そして自分の前には何かよくわからないけど死ぬと言っている人が一人いる。

そういう状況だという話。

乙武氏の行為が、不倫ではなかったとしたら

昔の話なので誰が書いたのかは覚えていないのだけど、「五体不満足」の書評で、「五体不満足は、『障害者の性』に触れてないからダメだ」というような類の意見を読んだ記憶がある。

五体不満足 完全版 (講談社文庫)

五体不満足 完全版 (講談社文庫)

その時は、これは子供も読むような本だし、そもそも障害者がエッセイを書くときに性の問題に必ず触れなければならないなんておかしいだろう、と、その書評に対して憤りを覚えた。


で、今回の問題。

この記事を読んで思ったのだけど。

d.hatena.ne.jp

もし乙武氏が、今回のことを「不倫」と呼ばずに、自慰行為の補助を頼んでいたのです、と言っていたら、世間はどんな反応をしたのだろうか。

上の記事では、「自慰行為ができない代わりに不倫をしてしまった」という論調である。が、そうではなくて、あれらは自慰行為そのものであったのだ、と主張していたら。

もちろん、彼には妻がいて、普通なら妻に頼むべきなのだろう。だけど、子育てや家事で忙しい妻の手を毎回の自慰行為で煩わせたくはなかった、幸いにも自分には妻以外に補助を頼める女性が複数いた、と言っていたら。

いやいや、そこはたとえ奥さんが嫌がっても奥さんにやってもらえよ、とか、手がなくても自分でなんとかしろよ、とか言われるのだろうか? どうも、その批判には的外れなところがある気がする。

でも、どれぐらい的外れなのか、あるいは全く的外れでないのかは、やはり乙武氏が自らの事情を開陳しないと、わかりようがない。

乙武氏は、自らの障害をあえてネタとして扱う発言を通して、障害はいわば障害者各人の個性であり、決してタブー視するようなものではない、という主張(というか事実)を世間に浸透させようとしてきた。

今回の件は、障害者の性の問題についても、世間に浸透させる契機に成り得るのではないかと思う。乙武氏には、どうにか沈黙を破ってもらいたい。

自称をどこまで信じるか問題

colopon.hateblo.jp

自分が最初に思ったのは、これはテレビの取材を騙った偽物ではないのかということだ。一人暮らしだったらどうなっていたかと思うと怖い。

そしたらカメラ持ったお兄さん&アシスタントのお兄さんの二人組に声をかけられたので、まあ、よくある街頭インタビューってやつかなと。

ここで「よくある街頭インタビューってやつかなと」思ってしまえる理由がよくわからない。まあ、この事例は酒に酔っていたとかその他いろいろな事情があるのだろう。ここからは一般論として書く。


街頭インタビューが本当にテレビの街頭インタビューである、と判断するにはどうすればよいのか? 名刺や腕章を見せてもらう、というのは一つの手かもしれない。しかし、そもそもそれが本物であることをどう担保するのか。偽物の名刺や腕章なんて、いくらでも作れるのだ。

考えられるのは、その場で、公開されているテレビ局の電話番号を調べて電話をし、現在これこれこういう人間に取材を受けているのだがこれは本物なのか、と聞くぐらいだろう。渡された名刺の電話番号にかけてはいけない。また、例えばよく知らない企画会社の名前を言われてその名前を検索して電話番号を調べてもダメだ。あくまで、自分が知っている組織や団体について、自分で調べるということをしなければいけない。

深夜で電話がつながらなかったり、要領を得ない答えしか返ってこなかったら、偽物と判断した方がいい。そしてテレビ局の代表番号にかけても、個別の取材について確認を得られるとは考えにくいので、「本物と判断できる街頭インタビューなどそもそも存在しない」と思っておいた方が良いのだろう。

インタビュワーが、自分が顔を知っている芸能人だったらどうだろう? 顔を知らない人間よりは「自称インタビュワー」を信じても良いように思える。だが、「テレビで顔を知っている」ことがどれほど信用を高めるのかというと、実は心もとない。女子高生の制服を盗んでいたり、覚せい剤を常用していたりする人間が、何らかの動機で自分を騙そうとしているのではない、と断言するのは難しい。


同じような状況は、街頭インタビュー以外にもある。NHKの契約を取ろうとしてくる人が突然家に来ても、そもそも本当にNHKの契約なのかどうかがわからないので契約のしようがない。警官に街頭で職務質問をされたとしても、それが本物の警官なのか、彼・彼女が提示する警察手帳が本物なのかどうかわからない。


もちろん、世の中の全てを疑っていると、まともな社会生活は送れない。ドラえもんの「ギシンアンキ」を常時服用しているようなものだ。「自称」をどこまで信じるかは、難しい問題である。


ただ、テレビの街頭インタビューは、何も考えずに断るのが簡単で良いと思う。

イケダハヤトが本当に嫌いなら無視すればいいけど、それは困る(俺が)

hagex.hatenadiary.jp
www.bloglifer.net

自分はイケハヤ師のことが嫌いではないので、彼の書いた記事がネットで炎上したりしていると喜々として読みに行くが、有料記事になってしまうとそれもできなくなる。金を払ってまでウォッチするほどの酔狂さは自分にはない。記事を有料化するというのは是非止めていただきたい。

ところで、この娯楽は「本気でイケハヤ師のことが嫌いで叩く人」がいないと成立しない。基本的に新興宗教には共通の敵が必要で、その敵を攻撃することで独自化・先鋭化していくものだ。

このように彼も書いている。アンチが減ると彼の稼ぎも減るのだ。突然ネット上で全無視されてはイケハヤ師も暮らしていけない。

そこで提案なのだが、イケハヤ師は今後も「これは」という記事は無料で書き、アンチは全無視はせずに叩きたい時に叩く、という喧嘩両成敗的な解決策はどうだろうか。

そうしてくれれば自分としてはありがたいので、万事丸く収まると思う。

という冗談は置いておいて、全部の書き物を有料化してしまったら、新規の信者獲得ができないので、イケハヤ師は今後も炎上する無料記事を書き続けざるを得ないだろう。そして、炎上するということはアンチが叩くということである。

よって、この娯楽はまだ続けられると楽観視している。

「TSMC と Samsung の iPhone 6S モデルは類似したバッテリー寿命を示す」とアップル

touchlab.jp

本当のところは知らないが、アップルのコメントが上の記事とは正反対の主張をしているので、訳してみる。

以下は、公式コメントとやら。

iPhone 6s または iPhone 6s Plus に採用されている、Appleが設計したA9チップは、世界で最先端のスマートフォン用チップです。私たちが出荷する全てのチップは、Appleの最高の基準を満たしており、iPhone 6s の容量や色やモデルにかかわらず、驚くべきパフォーマンスと素晴らしいバッテリー寿命を実現しています。


バッテリーを使い果たすまで長時間の高負荷をプロセッサにかけるような幾つかのラボテストは、実際の使用を表すものではありません。なぜならば、非現実的なまでの長時間、CPUの状態を最高パフォーマンスに保っているからです。これは、実用上のバッテリー寿命を測定する上では、誤解を招く恐れのあるテスト方法です。私たちのテストデータと、お客さまのデータは、iPhone 6s と iPhone 6s Plus の、実際のバッテリー寿命を示しています。それによれば、部品の違いを考慮しても、バッテリー寿命は2〜3%のバラつきの範囲に収まります。

Apple: Data shows TSMC and Samsung iPhone 6S models have similar battery life | Ars Technica


Ars Technicaの記事のサブタイトルも、

「Battery life varies "within just 2-3%," regardless of component sources.」

なので、

部品の製造元に関わらず、バッテリー寿命は2〜3%の範囲に収まる」

である。


繰り返すが、この主張が本当かどうかは知らない。

ただ、相手が何を言っているかは理解したほうがいいんじゃないですかね。