エヴァQ(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q)見てきたので感想、それと「謎」について(ネタバレ若干あり?)

ネットで考察だのネタバレだのをちょくちょく見かけるようになり、spoilされる前に早く見に行かねばと思っていて、ようやく見ることができた。これで気軽にネットできるので安心。


映画を見ている間の印象は、新たな謎がいっぱい出てきて既視感(旧版を連想させるから)、というところ。だけど、つまらないなんてことはなかった。(カヲルくんとの絡みが若干間延びしていると思ったけど、もう一度見たらきっと違う印象だろう。)


自分が旧版を面白いと思った最大の理由は、ちりばめられた多くの謎が、そしてそれをどう解いていくのかというのが、興味深かったから。TV版最終話ではきっとすべての伏線が鮮やかに回収されるんだろうと思っていて、いやいや(旧)劇場版では、と思っていて。みんなそうだったよね? 結局のところ、後から他人の解説、考察を読んで、そこそこの納得と、ある程度の不満を残して、自分の中でエヴァは終わった。


だから、実のところ新劇場版に期待していたのは、旧版で残った謎に公式な見解を与えてくれないかなあ、というものだった。物語の流れが 旧版 → 序 → 破 → Q → ? となっていて、最後の「?」で旧版含めたこれまでの全てに納得がいく、というのが、思い描いていた理想だった。


でも現時点でそれはほぼ不可能だとわかってしまった。こんだけ新しいのでてきたら、厳しいでしょう。まあ元から無理な期待だとは思っていたんだけれど。


それで、

そこにはただ考察したい、考えたい、裏を読みたい、そしてネットに何か意見をぶち撒けたいという欲望しかありません。ひとつの作品を鑑賞しようとか、愛そうだとか、そういう気持ちはありません。

なぜこのつまらなさから目を背けるのか。 : エヴァQを褒めてる奴らに告ぐ。戦争だ。90年代に戻してやる。

という意見を読んだのだけど。自分は、自分で考察をしようとか裏を読もうとかは思わないんだよなあ。そんな大それたこと、一般人にはもはやできませんよ。素直に鑑賞して、よくわからないから他人の考えを聞くだけ。それを含めて楽しんでいるから、ここで謎豚と罵られている人、少なくとも自分は感謝しているよ。


次回作も見に行くし、みんなの考察も読むよ。また楽しませてください。