科学のはなし


あるある大事典の「実験捏造」は「納豆ダイエットに効果がない」を意味しない 絵文録ことのは 2007/01/23

あるある大事典の「納豆ダイエット」の論文解釈には最初からムリがあった 絵文録ことのは 2007/01/23

本筋とは関係無いのだが、

有意な結果が出ないという実験結果があり、これは「関係がない」ことを証明したといえる


と言うのはもちろん厳密には違う。まあp値0.05でいいでしょう、って判断は実際のところ科学的とは言い難い。


しかしそういうことを言っていると本当に何にもできなくなってしまう。特に「役に立つ」ことを目指している場合。


どこを閾値とするか、それは時に慣習だったり権威だったりあるいは芸術的なセンス(そんなものがあるとして)だったりする。科学的じゃないけど仕方ない、というある種の妥協をどう捉えるかというのは、実は科学と疑似科学との境界を引く上でかなり重要なことなのではないかと思う。