涼宮ハルヒのデレまとめ(原作版)


キョンへの好意、恋愛感情が垣間見える記述をまとめ。

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

投げやりに呟く俺の顔のどこがどうなのか、ハルヒは気に入らなそうなしかめ面でこちらを見つめ、俺が少しばかり精神に不安定なものを感じるまでの時間を経過させておいて、
「あたし、あんたとどこかで会ったことがある? ずっと前に」
と、訊いた。

p.29

初めてキョンとの会話がまともに成立した後。3年前の七夕が念頭にあり。

だから、ハルヒが翌日、法則通りなら三つ編みで登校するところを、長かった麗しい黒髪をばっさり切って登場したときには、結構俺は動揺した。

p.30

キョンに指摘されてすぐに髪を切ったが理由は不明のまま。

あれ以来、ホームルーム前のわずかな時間にハルヒと話すのは日課になりつつあった。

p.31

で、

(前略)俺は中庭に面した窓際後方二番目というなかなかのポジションを獲得した。その後ろ、ラストグリッドについたのが誰かと言うと、なんてことだろうね、涼宮ハルヒが虫歯をこらえるような顔で座っていた。

p.41

何度席替えしても、キョンと二人で並んで座ることを希望。

「これから放課後、この部屋に集合ね。絶対来なさいよ。来ないと死刑だから」

p.54

SOS団、最初は二人きり。(……長門もいるけど)

終いにハルヒはセーラー服の下から手を突っ込んでじかに揉み始めた。おーい。
「なんか腹立ってきたわ。こんな可愛らしい顔して、あたしより大きいなんて!」

p.62

朝比奈さんへの嫉妬。

うっうっうっと、しゃくりあげている朝比奈さんに「似合ってますよ」と声をかけるべきか悩んでいるとハルヒが、
「どう?」
どうと言われても、俺はお前の頭を疑うくらいしか出来ねえよ。

p.88

バニーガール姿をキョンに見せ、感想を求める。

「あなたは涼宮ハルヒに選ばれた。涼宮ハルヒは意識的にしろ無意識的にしろ、自分の意思を絶対的な情報として環境に影響を及ぼす。あなたが選ばれたのは必ず理由がある。

p.124

長門によるネタばらし。

「ふむ、この組み合わせね……」
なぜかハルヒは俺と朝比奈さんを交互に眺めて鼻を鳴らし、
キョン、解ってる? これデートじゃないのよ。真面目にやるのよ。いい?」

p.141

朝比奈さんとキョンが二人きりになるので不安。でも、ここでなぜハルヒキョンの組み合わせにならないのだろう? ハルヒ以外の誰かが操作したのだろうか。

「詳しくは言えない。禁則にかかるから。多分だけど、あなたは涼宮さんにとって重要な人。彼女の一挙手一投足にはすべて理由がある」

p.148

朝比奈さんによるネタばらし。

キョンくんは?」
「残念ですが、印入りです」
ますます不機嫌な顔で、ハルヒ長門にも引くようにうながした。

p.154

朝比奈さんと組みたがるキョンに不機嫌。

クジの結果、今度は俺と長門有希の二人とその他三人という組み合わせになった。
「……」
印の付いていない己の爪楊枝を親の仇敵のような目つきで眺め、それから俺とチーズバーガーをちまちま食べている長門を順番に見て、ハルヒペリカンみたいな口をした。

p.154

キョンと組めないので不機嫌。

「解りませんね。ひょっとしたらあなたが世界の命運を握っているということも考えられます。これは我々からのお願いです。どうか涼宮さんがこの世界に絶望してしまわないように注意して下さい。」

p.169

古泉によるネタばらし。

机を枕にして窓の外へぼんやり視線を固定したまま、ハルヒは無気力に言った。
「あたしだってねー、たまーにだけどそんな気分になったりするわよ。そりゃ健康な若い女なんだし身体をもてあましたりもするわ。(後略)」

p.175

ハルヒの内面の吐露。ちと生々しい。

「どこ行ってたのよ! すぐ帰ってくると思ってご飯食べないで待ってたのに!」
そんな心から怒るんじゃなくて幼馴染みが照れ隠しで怒っている感じで頼む。

p.216

ご飯を食べずにキョンを待つハルヒ

「あんたさ、自分がこの地球でどれだけちっぽけな存在なのか自覚したことある?」
何を言い出すんだ。
「あたしはある。忘れもしない」
線路沿いの県道、そのまた歩道の上で、ハルヒは語り始めた。

p.224

ハルヒの長い自分語り。キョンの反応は「そうか」だけ。期待外れだった?

キョン、暑いわ」
そうだろうな、俺もだよ。
「扇いでくんない?」

p.255

命令調じゃないところが。

真剣に悩み始めた俺を、ハルヒは眉をひそめて睨めつけて耳の後ろに髪を払い、
「マヌケ面」
と決めつけた。

p.256

朝比奈さんの衣装のことを思い浮かべているキョンに。

「何やってんの、あんたら」
摂氏マイナス273度くらいに冷え切った声が俺と朝比奈さんを凍り付かせた。

p.260

イチャつくキョンと朝比奈さんを見て。超不機嫌。

「着替えるから」
好きにしたらいい。朝比奈さんが煎れてくれた番茶を飲んでくつろぐ俺。
「着替えるって言ってるでしょ」
だから何なんだ。
「出てけ!」

p.260

今までは気にせず着替えていたのに、キョンの目を気にするようになったハルヒ

「目が覚めたと思ったら、いつの間にかこんな所にいて、隣であんたが伸びてたのよ。どういうこと? どうしてあたしたち学校なんかにいるの?」

p.267

元の世界からただ一人、キョンだけを連れて行きたい願望。

後者を歩いている間、ハルヒは俺のブレザーの裾をつまんでいた。頼りにしてくれるなよ、俺には何の力もないんだからな。それに怖いならいっそ腕にすがりついてくれよ。そっちのほうが気分が出る。
「バカ」
ハルヒは上目遣いで俺にきつい視線を送ったものの、指を離そうとはしなかった。

p.270

ちょっと弱気。

俺は口をパクパク開閉させているハルヒの手を握って起こし、走り出した。ハルヒは意外におとなしくついてくる。
汗ばんでいるのは俺の掌か、それともハルヒか。

p.280

手を繋ぐ。

黒い目が俺を拒否するように見る。抗議の声を上げかけたハルヒに、俺は強引に唇を重ねた。こういう時は目を閉じるのが作法なので俺はそれに則った。ゆえに、ハルヒがどんな顔をしているのかは知らない。

p.288

クライマックス。おとなしくしているハルヒ

窓際、一番後ろの席に、ハルヒはすでに座っていた。何だろうね、あれ。頬杖をつき、外を見ているハルヒの後頭部がよく見える。
後ろでくくった髪がちょんまげみたいに突き出していた。ポニーテールには無理がある。それ、ただくくっただけじゃないか。

p.292

ポニーテール萌えの告白を夢の中で聞いて。

「おかげで全然寝れやしなかったのよ。今日ほど休もうと思った日もないわね」
「そうかい」

p.292

お互い眠れなかった。

「なにやってんの、あんたら?」
戸口のハルヒが呆れたように言った。

p.297

告白された後なのでちょっと余裕が出てきた?

(前略)どういう偶然だろう、朝比奈さんと長門と古泉が直前になって行けなくなった、どうしても外せない重要な用事が出来て、と言い出し、というわけで俺は今、駅の改札口で一人、ハルヒを待っている。

p.299

ようやく、デート。