シートベルトの話

この論理を見ていつも思うのは、「それでは、シートベルトのない車を買った人は、事故にあったらいくらかかるか買う時点において知っているのだろうか」、ということ。

(中略)

しかも、それを支払う能力があるなら、まだいい。支払い能力がなく破産した場合、結局結果のコストを支払うのは他人ということになる。選択したのはシートベルトのない車を買った人なのに、事故の後片付けをするのは他人。


404 Blog Not Found:シートベルトのない車に乗る権利があるのは誰か?

シートベルトをしていようがしていまいが、後片付けをするのは他人。後片付け自体が民営化されていればそれでいいのでは? 金の無い人を見捨てることになるかも知れないが、シートベルトをしていない方が気をつけて運転するから事故を起こしにくい、という話もある。

シートベルト有りと無し、どちらの保険料・事故後処理サービス料が上になるかは、市場が決めるだろう。もちろん保険に入らないという選択も自由だ。


「事故にあったらいくらかかるか」を人が知ろうとしないのは、そういう仕組みになっていないからではないか。