臓器売買はなぜダメなのか

社説=臓器売買摘発 カネで命を、の重大さ

臓器売買はなぜダメなのか? 上の社説から、ダメな理由を書き出してみる。

お金が絡めば、臓器売買だけでなく、連れ去りなどの犯罪も誘発しかねない。

臓器売買そのものがダメなのではなく、犯罪を誘発するからダメだという話。「だけでなく」って自明みたいに語られてるけど。

腎移植では、白血球の型が合い、待った時間の長い患者を選ぶのがルールとされる。待機者は1万人を超している。公平性を保つためにも、仕組みはきっちり守るべきだ。

金で順番を抜かすのはずるい、という話。どっかで聞いたな。

世界では臓器ビジネスが横行し、生活のために貧困層が犠牲となっている。

貧困層が生活するための金を得るのに臓器を犠牲にしているってことか?
臓器だけでなく何だって言えるだろうから、これはちょっと意味がわからない。

もし臓器を取られちゃうこと自体が「犠牲」という文脈で語られるなら、売買でなく移植そのものもダメって話だろう。親族間で移植した場合でも、摘出された側が「犠牲となっている」のだから。


結局のところ、個人が、自分の意思で臓器を提供して金銭を得たいと思った場合、それを禁止する正当な理由って、いったいあるんだろうか。