漫画喫茶があるのに読書喫茶が無いのはなぜか
お前らが漫画大好きキモオタだから、という話もあるかも知れない。
しかし町の本屋に行けば、漫画の棚はその他の本が置いてある棚よりもずっと少ないのが普通だ。
結論を言おう。漫画喫茶があるのに読書喫茶が無いのはなぜか*1。それは、公共の図書館が存在するからである。
図書館にはあまり漫画が置いてない。私が先日訪れた市営図書館には、手塚治虫のブッダと七色いんこ、ゴーマニズム宣言、チッチとサリーの何とか言う漫画ぐらいしか棚に無かった。
もし、図書館が漫画喫茶並みの品揃えを擁したとしたら、既存の漫画喫茶は売り上げ激減、大打撃を受けるだろう。当然である。もちろん利用者は一見恩恵を受けるようにも見えるが、これは民業圧迫以外の何者でもない。
では、漫画が許されなくて、その他の本が許されるのはなぜなのか？
実際のところ、図書館が漫画を置かない理由は、マジメな書籍なら構わないが市民の税金を漫画に使うのはいかがなものか、という声によるものであろう。
それはそれでいいのだが、マジメな書籍を全く読まない善良な市民もゴマンといるだろう。なぜ一部読書階級の本代に、彼ら善良な市民の税金が使われなければならないのか？
図書館では、タダで幾らでも本が読める。おまけに貸し出しまでしてくれる。ネットで新刊貸し出しの予約も可能だ。至れり尽くせりである。が、これは、やはりおかしいのだ。
･･････以上、先日図書館でアイスコーヒーを飲みながら本を読みたいと思ったら「館内飲食禁止」という掲示があってムカついた私の雑感である。
