ネット情報「ウソ発見器」で、誰もがクレタ人のパラドクスを思い浮かべる

ネット情報「ウソ発見器」 総務省が開発へ

 ネット上の情報は、何人もの目で事前に校閲された出版物などに比べ、誤った内容が少なくない。信頼性を確かめるには、利用者が他の情報と付き合わせるなどの作業を行うしか手がない。

 総務省が構築を目指すシステムは、この選別をコンピューターで自動的にやらせるものだ。ネット情報のウソや間違いの「発見器」といえる。

 完成すれば、ある情報のデマ率を調べたり、ネットで検索するときに信頼性のある順番に表示したりできるという。「この情報はデマ率95%ですが表示しますか」などという注意表示もできるようになる。

クレタ人が、『クレタ人はウソツキだ』と言った」

クレタ人はウソツキか?


このシステムに、このシステム自身が表示する情報のデマ率を表示させたら100%だった。

このシステムの情報はデマか?



どーでもいいけどさあ、このシステムとか、日本版検索エンジンとか、もういい加減にしろっつーの。こういう官主体で予算取っての研究開発って、いったいどんだけうまくいってんだ?*1


はいはいシグマシグマ、ってのもあるけど、仮にある程度うまく行ったとして、本当にそれが必要だったら民間でやるだろ。莫大な長期投資が必要だから民間じゃ無理、ってのが前提になってるんだろうけど、じゃあ検索エンジンなんて全く使わないデジタルディバイドの向こう側にいる人々の税金までもを無理やり投入する理由は一体何かと。何でお前らのわけわからん調べ物のために我々の税金まで使うんだって言われてどう答えるのかと。


そうすると、その方が日本全体の利益になるんです、って答えが返ってくると思うが、証明することも検証することもできないし、そもそも官には無理だよ。今まで、散々学んできたでしょ。

*1:以前、失敗プロジェクトの一端に関わったことがあるが、まあヒドイもんでしたよ