「ばななワイン持込」について

タイトルはREVさんのタグから拝借しました.

平和な感じがする話題で良いですが,ここまで色々言及されることになった理由は,「ばななさんの「特別扱いしろ」が不快」に書いてあることに多くの人が同意するからだろう.

それはともかく,発端の記事活字中毒R。-よしもとばななさんの「ある居酒屋での不快なできごと」に引用されているばななの行動は,私もダメだと思う.


その代わりに,こういうのはどうだろうか?

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店長の説教を聞き流しながら,ばななはおもむろに携帯電話を取り出して,あちこちへ電話をかけ始める.

やがて目当ての人へと辿りついたばななは,その人と少しばかり会話を交わした後,電話を店長に差し出した.


仏頂面で電話を受け取った店長の顔が,急速に青くなる.

電話の向こうで店長を激しく叱りつけているのは,このチェーン店の社長だった.

ばななは,仕事の上で持っているかなりの人脈を使って社長に連絡を取り,事の次第を訴えたのだった.


ばななのかなりの人脈にかかっては,居酒屋チェーンの社長など,ひとたまりもない.

なにしろそのかなりの人脈は,ばななたちのちょっと異様な年齢層やルックスや話し方を見てすぐに持っていることがわかるはずのものなのだ.

哀れ社長は,相手に非があろうがなかろうが,ひたすら店長を責め続けることしかできなかった.


平身低頭謝り続ける店長を肴に,ばななたちは,これからしばらく海外に行く人が以前海外で買ってきたデザートワイン(自分の送別会に自分のみやげを供出)に舌鼓を打ったとさ.めでたしめでたし.

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