庶民の側ができること
腹が立っても、庶民の側は何の嫌がらせも報復もできない。
知恵のある役人 - 風日好
できることはある.
政府には頼らない,と決めることだ.
もちろんこれは,たとえば「生活保護を受けない」などという意味ではない.
生活保護のお金は,政府が支給しているのではない.
お金を払っているのは,幾万の庶民である.
困窮に喘ぐ人を助けたいがために,庶民は生活保護の資金を拠出する.
政府は,その中抜きをしているだけだ.
もちろん中抜きそれ自体は悪いことではない.
「生活保護事業」を運営するにはそれなりの費用もかかるだろう.
だがしかし,上記記事で示されているような仕打ちを行うばかりか,
その仕打ちに反発して逆らうような真似を庶民がした場合に,暴力を振るい,強制的に(そして合法的に!)自分たちの意に従わせることのできる団体が,
その事業を独占するにあたっていかなる正当性を有しているというのか?
もちろん正当性などは無い.「何の報復もできない」とはつまりそういうことだ.
それを意識的に認めよう.まずはそこからだ.