税金の無駄遣い

多くの国民は30年以上変わらず「税金の無駄遣いをやめて、その分で社会保障を充実してくれ」と思い続けているだけなのではないか?

国民のマジョリティーは新自由主義でも社民主義でもない - Munchener Brucke

その通りである気がする。


そして国民は、こうも思っているのではないだろうか。

「なぜ『無駄遣いをやめる』という『簡単』なことが、できないのだろうか?」

と。


民主的に選ばれた政治家、あるいは優秀な官僚は、なぜ税金を無駄に遣ってしまうのか?

もう少し国民の声を容れるだけ、無駄遣いを減らすだけ、至極簡単な話ではないか。

守屋事務次官みたいなのはもってのほかとして、彼らが、もう少し、もうほんの少しだけ、本来持つべき倫理観を持てばいいだけ、それだけではないのか。


耳当たりの良い言葉に何度も騙されながら、それでも国民は「次」に期待する。

そして、また騙される。


実際には、無駄遣いをやめるのは「簡単」どころの騒ぎではない。

原理的に不可能と言える。

政府は、税金を無駄に遣うものなのである。

換言すると、税金とは、無駄に遣われるお金のことを指すのである。