クイズ番組について


珍しくなんとなくテレビを見ていたら、クイズ番組をやっていた。


ところがそのクイズ、解答者が真面目に答えようとしない。いかにおもしろい解答をするか、ということに腐心しているようだったが、ひねりも何にもなくて、まったく面白くなかった。

バラエティであるから、「笑い」という要素も必要だが、解けない人への「嘲笑」を全面に押し出されるとなんだかなーと感じる。その「嘲笑」を前面に押し出しのがヘキサゴン2。

クイズ番組を憂う - 最終防衛ライン2


なるほど。


しかし、クイズを「間違える」ことを嘲笑する、というのは、「解答者は本気で解答しようとして間違えている」と思っているからこそ、できることだ。

それはほとんどの人にとって不可能なのではないか、と思う。が、細木数子や江原何とかがテレビに出ている昨今、「解答者は本気で解答しようとして間違えている」と自分を騙すことができる人のみ、この番組を楽しめるのであろう。


それで思い出すのはさんまのからくりテレビ?で、老人が解答者になってボケまくる(文字通り)というコーナーがあった。今もあるのかどうかは知らん。解答自体は結構練られていて面白いものもあったと記憶しているが、いかんせん「素人の老人がそういう解答をするから面白い」というのに助けを求めていることが明白で、私はそれが不快でそのコーナーは嫌いだった。


この形態、つまりわざと間違えてその面白さを競うという形態なら、内村プロデュースのクイズのコーナーが一番面白かったと思う。