なぜ人はエスカレータで歩くのか、そしてそれを阻止するにはどうすればいいか、という話


NHK:エスカレーターで歩く人のために左による必要はない!


そもそもエスカレーターには「動く階段」というコンセプトがある。

というのは私の想像だが見た目は明らかにそうである。


階段はその目的から当然、人が歩きやすいように作られている。

階段と同様の見た目を持つエスカレーターが歩かれてしまうのはある意味仕方の無いことであると思える。 *1


さてこれを改善するにはどうすればいいか、というと設計をちょこっと変えればいいだけなのではないかと思う。

要するに、見た目を階段ぽくなくすればいいのだ。


たとえば、各ステップの後ろ(縁)に、ちょっとした「敷居(塀)」を設ける。こんな風に。


(階段を横から見たところ)

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(縁に敷居を設けたところ)

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階段には、普通こんなものは付いていない。

人は「これは階段である」という錯覚から開放され、結果歩くことに躊躇するであろう。*2

*1:つまりエスカレータ自身が「歩く」ことをアフォードしている。

*2:無論、より簡単に、より階段ぽく見えなくする方法もきっとあるはずだ。たとえば、手すりベルトに、等間隔で横棒をステップ側に少し突き出して配置するとか