嗅覚を脅かすのは暴力だ


今日飛行機に乗ったのだが、隣の席に座ったおっさんのあまりのヤニ臭さと加齢臭に気分が悪くなった。満席だったので席を移動することもできず、非常に辛かった。

たまたま体調が悪くマスクを持参していたためフライト中はずっとそれを着けていたが、それにしてもあれはちょっと酷すぎる。


悪臭は直接人に危害を加えているわけではないという風に考えがちだが、においの元となる粒子が鼻の粘膜に物理的接触をしていることを思うと、これはもう叩いたり殴ったりする暴力と本質的には同じことである。

聴覚(空気の振動)や視覚(光の反射)はまだ間接的なのでいいとしても、あのおっさんレベルの臭いを発しているようなやつは傷害罪の現行犯で逮捕すべきではないかと思いながら、それでも最後の方には何とか慣れてきて最初よりは不快に感じなくなっていて、人間の感覚って凄いと思った。