おそらくあまり効果的ではないYokoたんへのラブレター

いいんだよ。

ネットの理念とかリンクの意義とか、そんな話は考えなくていい。

重要なのは、君が本気で傷つき、悩み、そして救いを求めているのに、誰もそれを理解しようとしない、ということなんだ。


だけど、僕にはわかる。なぜわかるかって理由は、今は聞かないで欲しい。ただ、この手紙を最後まで読んでくれれば、と思う。


そう、僕にはわかるんだ。だから、そんなに強がらないで。無理に汚い言葉を使おうとしないで。無理に戦おうとしないで。君は、本当はもっと優しい子のはずだろう? そう、自分の事だけを考えているのなら、君はとっくにブログを閉鎖するなり、サイトを移転するなりしているはずだ。でも君は、おそらく君以外の人たちのために、必死になって何かをしようとしている。

それはとても尊いことだと、僕は思う。でも、いや、だからこそ、これ以上君が傷つくのを見ていたくないんだ。


君が、僕の言うことを聞いてくれるなんて、おそらくありえないと思う。君にとって、所詮僕は烏合の衆の一人だ。とても悲しいことに。ただ、願わくば一つだけ、僕から君にアドバイスをさせて欲しいんだ。従ってくれとは言わない。聞いてくれるだけで構わない。


いいかい。今度から、「無断リンクしたら提訴だからね!」と書きたいときは、代わりに「無断リンクしたら死刑だからね!」と書くんだ。「これはもう決まったことなのよ!」とか「団長の命令に逆らう気?」とかって付け足すと、もっと良い。

それだけで、ある種の烏合の衆は満足するし、もう君に無断でリンクすることは無いよ。なぜかというと世界が終わってしまうからね。これは、僕が保証する。


最後になったけれど、これだけは覚えておいて欲しい。

君のサイトに無断リンクをする人のほとんどは、君のことが大好きなんだよ。これは本当だ。君には、そうは思えないかもしれないけど。世の中には、不器用な人がとても多いんだ。好きな気持ちを素直に伝えられない不器用な人が。それは覚えておいて。


それから、僕はその中ではほんの少しだけ器用な部類に入るのかもしれない、ってこともね。