客が不動産屋を選ぶことを妨げているもの

偏見に支配されてる人を哀れだなあとは思うけど、それだけだ。

でも嫌うだけじゃなく、偏見から生まれた嫌いって感情だけで、その人に不利益になることをするのはだめだと思うんだわー。

不動産屋さんでのいやな思い出

なぜ「だめ」なのか。


偏見を持たない大家や不動産屋がいたならば、彼らは偏見の対象となっている人たちに部屋を貸すことで、利益を得ることができる。偏見を持っている大家は、得られるはずの利益を得られなくなる。単にそれだけの話だ。

ペットお断り、子供お断り、何ら問題は無い。ペットを飼っている家庭、子供がいる家庭と同じ建物に暮らしたくないという需要があれば、それを満たすべく供給が生まれて然るべきだ。

一方で、ペットや子供と一緒に暮らしたいという需要についても、供給が生まれるだろう。もし、市場が自由であるならば。


問題の本質は、不動産市場が歪んでいることなのだ。新築至上主義、持家至上主義、そういったものを国や地方自治体が強烈に支持していることが歪みを生んでいる。賃貸が持家を購入するまでの仮の住まいであるという「偏見*1」が制度的に後押しされている限り、賃貸市場の歪みは消えず、この問題は解決されないだろう。

*1:個人がそれを持つのは一向に構わないのだが