本の価格が税抜き表示の理由は再販制度だってば

本の価格は、なぜ「税抜き」表示なのか

でも、世の中的には何でも内税表示なのに、なぜ本だけ例外なのか。それに、改めて確かめてみると、雑誌は内税表示になっている。なんで書籍は特別なのか。

単行本と雑誌両方に携わる友人の編集者に聞いてみると、
「雑誌は一定期間で書店から返本されるけど、書籍はずっと何年でも置かれることもあるから」
ということだった。
「初めて消費税3%が導入されたとき、価格を変えることに、出版社はみんなすごく苦労したんですよ。それで、税率が5%になる際、『この先、また税率が変わっても影響が出ないように』と、税抜き表示にしたんです」
つまり、常に変わらない本体価格のみ表示し、追加される税はそのときどきで……ということらしい。


いやいや、それ誤魔化されてるって。


そもそも、商品に価格が印刷されていること自体、おかしいと思わなければいけない。

仮に本屋さんが自由に価格設定をできるのなら、本に価格が印刷されるはずが無い。本屋さんが値札をつけるだけでいいのだ。世の中の一般の商品は、そうなっている。


それをしないで、「税率が頻繁に変わるから」なんて言い訳をするとは、言語道断。